
こんちわー、節約オタクである私は、ほとんど保険には入っていないのですが、何も考えていないわけではないですよ。一応必要な保険はそれなりに入っています。今日は保険をどのように考えているのか、節約オタクの思考をご紹介したいと思います。
結論:経済的致命傷を避けるのが保険の目的
保険は人生のコストの中で結構大きな割合を占めるものだといわれています。
保険のそもそもの役割は、万が一に備えることです。
万が一が発生しても、自己資金で何とか解決出来る範囲内であれば、保険に加入する必要性はないと考えています。
保険でカバーする必要があるものは、もし発生した場合、自己資金では対応しきれないで経済的致命傷を負うものだけです。
そもそも保険は加入者が基本的には損をする商品
保険ってどうやって保険料が決まっているか考えたことありますか?保険加入の際に保険会社に提示する個人情報から推察することが出来ます。
保険はもしもの時にお互いがお金を出し合って助け合うという考え方の商品です。
例えば、生命保険に100人保険の加入者がいて、30代でこの中の何人が統計的に病気や事故などで亡くなるのかを、確率で計算します。
統計上、30代の死亡率は1.1~1.3%程度なので、100人いればおよそ1人が亡くなる人がいる計算になります。つまり、100人の加入者がいれば、掛け金の100倍までは死亡した家族へ保険料を支払うことが出来ます。
実際には保険会社の利益を上乗せするので、100倍にはなりませんが少なくとも、30代の生命保険は99%の99人が支払損になるように計算されています。
これは宝くじやカジノが儲かるのと同じ原理です。母数が増えれば増えるほど、より多くのお金が集まり、支払う金額も増えますが、トータルで見た場合には、必ず元締めが儲かる仕組みです。
基本的には、保険の加入者が保険料を受け取るよりも掛け金を支払う金額が多くなる確率が高くなるように計算されているのが、保険という商品です。
損をするか得をするかといわれれば、損をする確率の方が圧倒的に高いように計算されています。
損をするなら保険は不要なのか?
損をするなら保険は不要なのか?っということですが、保険はもしもの時にお互いがお金を出し合って助け合うという考え方の商品ですから、もしもが経済的に致命傷になるような場合には、加入しておいた方が良い場合があるのも事実です。
例えば、同じ生命保険であっても、私のような独身は死んでしまっても生活破綻をきたすような家族がいないので、経済的致命傷になりません。
しかし、結婚して子供もいる。そして現在家計の収入のほとんどを自分が稼ぎ、パートナーの経済力がほとんどない場合には経済的致命傷になりえます。
家族構成が同じ条件でもパートナーの経済力が高かったり、資産がたくさんある人であれば、経済的致命傷にはなりませんので、加入する必要性がないのです。
保険が必要か必要ではないか?というのは、経済的致命傷になりうるかどうかで判断する必要があるので、一概に言えないのです。
必要だけど一部いらない代表的な保険
自動車事故は発生頻度が高く、賠償責任を負った場合には自己資金だけでは対応できない可能性が高いので、加入の必要があります。
しかし、自分の車にかける車両保険は、修理費用や中古の安い車が買えるなど、ある程度の自己資金があれば経済的致命傷になりません。
車両保険に加入していると確かに、事故を起こした時の自己負担は少なくなりますが、事故を起こさなくても、事故を起こしても長期的にみれば修理費以上の保険料を保険会社に支払っているケースが少なくありません。(私も過去2回車両保険を使いましたが、計算すると結局すべてを自費で治した方が安い計算になりました。)
まとめ
・保険は本当に必要なものだけに加入するようにしましょう。
・本当に必要かは、経済的致命傷になるかどうかで判断しましょう。
・保険は基本的に損をするような設計にならざるを得ない。
・状況によって経済的致命傷になるかどうかは人によって違う。
・自己資金があれば、保険に加入しなくてもよくなることは多い。
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